
日本補助犬協会(横浜市旭区)は25日、一般市民に施設や取り組みを知ってもらうオープンデーを開き、講座などに約70人が参加した。同協会は2002年の身体障害者補助犬法の施行を機に設立され、補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の育成や認定などに当たっている。
この日は、補助犬について学ぶセミナーを開催。それぞれの補助犬を実際に登場させ、その役割や補助犬を連れた障害者への接し方などを職員が説明した=写真。また障害について理解を深めてもらうため、車椅子体験や手話講座なども行われた。
職員は、全国で活躍する盲導犬が千頭に満たない現状なども解説。参加者からは「活動している補助犬の数が少なくて驚いた。もっと増えるよう支援していきたい」「これからは障害者に積極的に声を掛けたい」などの声が聞かれた。同協会の高久道男事務局長は「こうしたイベントを通じて、補助犬の使命や役割などを伝えていきたい」と話した。
同協会では市民を対象にサポーター会員を募集している。申し込み・問い合わせは同協会事務局電話045(951)9221(平日午前10時~午後5時)。