湘南地域の個人事業主が活動をPRする「フジサワビジネスエキスポ」が17日、藤沢市民会館(同市鵠沼東)で始まった。企業経営者による特別講演も行われ、来場者は熱心に耳を傾けた。18日まで。
事業者でつくる異業種交流会「藤沢ビジネスフォーラム」(瓜田綾子会長)の発足5周年を記念して初めて開催され、約30事業者が出展した。
特別講演には、藤沢、鎌倉市内などで海鮮居酒屋を展開する「湯佐和」の湯澤剛社長が登壇した。
父親の急逝後に引き継いだ会社は約40億円の負債を抱えていたが、16年かけて再生。その経験から「弱みを克服するのではなく、強みに焦点を当てる」「何を選ぶかではなく、何を捨てるのかを明確にする」と独自の経営論を展開した。集まった市民や起業家に「諦めなければ道は開ける、朝の来ない夜はない」と語った。
このほか、司法書士による相続相談、公認会計士の財務・会計相談が無料で行われ、華道や茶道体験、ハープの演奏もあった。
18日も午前10時から午後4時まで行われ、湘南ベルマーレの水谷尚人社長が講演する。