
インターネットなどで市民から資金を募り、古くなった着ぐるみを新調した大磯町のゆるキャラ「いそべぇ」が16日夕、大口の寄付をした中南信用金庫本店(大磯町大磯)で行われたイベントに参加、地元企業からの浄財に感謝した。
いそべぇは明治時代からタイムスリップしたアオバトの男の子。2011年から町のPRに奔走したが、着ぐるみがくたびれてしまったため、町は昨年、クラウドファンディング(CF)で着ぐるみ新調の資金調達を開始した。
しかし、ネット上の資金集めは苦戦。いそべぇのピンチに中南信金をはじめとした地元企業などが立ち上がった。「目標額に達していないと聞いた。いそべぇには以前、新支店のオープンに駆け付けてもらった恩もある」と同信金担当者。最後はネットではなく地元の縁に助けられ、100万円の目標額に対し、4割ほどを地元企業や団体の寄付が占めた。
この日は同信金本店で毎夏恒例の「納涼! ちゅうなん こどもマンガ大会」を実施。3万円以上の寄付者を対象にした「いそべぇと遊ぼう券」の権利を使って、いそべぇを呼んだ。
無料の屋台が立ち並ぶ一角に法被姿のいそべぇが登場すると、子どもたちが「かわいい」と大喜びで取り囲み記念撮影。いそべぇのファンという小学3年生(9)は「いそべぇは優しいから好き」と笑顔を見せた。
同信金担当者は「地域の活性化のために頑張ってもらいたい」と地元の人気者に熱い期待を寄せた。