
秋の全国交通安全運動(21~30日)に先駆け、横浜市都筑区の市営地下鉄センター南駅前で15日、交通安全を呼び掛けるキャンペーンが催された。都筑交通安全対策協議会の主催。
キャンペーンでは、同区に住む俳優の渡辺裕之さんが一日警察署長に就任。渡辺さんは、日課のランニングの最中に落ちているごみを拾うなど地元に強い愛着を持っているといい、サレジオ学院中高の吹奏楽部や同協議会のメンバーら約100人とともにパレードした。
渡辺さんは「思いやりを持って運転を」などと交通ルールの順守を呼び掛けたほか、「日没が早い季節。早めのライト点灯を」などと書かれたビラを配った。同区の40代の主婦は「思いやりの大切さを改めて考えたい。気を付けて運転します」と話した。
都筑署によると、ことし1~8月末までに発生した同署管内での人身交通事故は425件で、前年同期に比べて15件増えている。同署の吉留育宏署長は「事故防止に向け、日頃から安全運転を心掛けてほしい」と訴えた。