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共有の膳椀で結婚披露宴 地域の互助組織「講中」を紹介

話題 | 神奈川新聞 | 2019年8月19日(月) 11:48

再現された、共有の膳椀を使って自宅で行われた結婚式の披露宴=綾瀬市役所
再現された、共有の膳椀を使って自宅で行われた結婚式の披露宴=綾瀬市役所

 綾瀬市の文化財を紹介する恒例の企画展「受け継がれてきた地域の絆」が、市役所7階の市民展示ホールで開かれている。市教育委員会の主催。

 今回のテーマは、冠婚葬祭を行うための地域の互助組織「講中(こうじゅう)」。講中は、江戸時代に同じ信仰を持つ人々の集まりとして各地に誕生したが、その後、集落の自治活動などを担う組織に発展・普及した。

 会場には、綾瀬市内で昭和40年代ごろまで自宅で催されていた結婚式の披露宴を再現。蓼川地区から市に寄贈された、住民がお金を出し合ってそろえ、貸し出された共有の膳椀(わん)類が展示されている。

 このほか、豊作や健康、地域の安全などを願う行事や集会の際に使われたのぼり旗、どんど焼きの写真など約70点が並んでいる。今でも祭事などに残る、住民同士の助け合いなど講中の役割を紹介している。

 入場無料で22日まで。文化財保護委員によるギャラリートークが21日午後3時から会場で行われる。

 
 

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