虫好きの美大生集団がワークショップなどを企画したイベント「五美虫展」が17日、箱根町箱根の町立森のふれあい館で始まった。参加した子どもたちは、巨大な昆虫の立体作品の色付けなどを楽しんだ。18日まで。
子どもたちに昆虫と美術に興味を持ってもらおうと、八つの美術系大学の学生やOBでつくる「五美虫」の主催。
会場には学生らが制作した、いずれも約2メートル大のカブトムシ、クワガタ、カミキリムシ、チョウの立体作品4点が設置され、子どもたちは思い思いに絵の具で色を塗った。
絵画や写真、彫刻といった作品や、世界中の昆虫約500匹の標本も展示。昆虫の生息地などを学びながら同館周辺を巡るスタンプラリーも実施している。
メンバーで多摩美術大大学院OBの福井敬貴さん(24)は「昆虫の生態の面白さや種類の多さを知ってほしい。自分で調べる入り口になれば」。参加した小学2年の萩原大成君(7)=大阪府豊中市=は「触角に塗るのは難しかったけど、たくさんの色を使えて楽しかった」と話していた。
イベントは午前9時~午後5時。同館の入館料(大人650円、小学生400円)が必要。問い合わせは、同館電話0460(83)6006。