三崎港にゆかりのある漁業者らを供養する「海上殉難者慰霊祭」が16日、市民ホール(三浦市三崎)で行われ、参列した遺族ら約100人が故人を悼んだ。市やみうら漁業協同組合など7団体が主催。
市水産課によると、この1年間で4人が加わり殉難者は計748人になった。例年、1年間の殉難者は0~1人ほどだが、漁業者の高齢化などで操業中の病死が増えている。
会場前には「海上安全」「大漁祈願」などと書かれた灯籠約100個が並んだ。慰霊祭で吉田英男市長は「現在活躍中の漁業者の安全、海原に尊き命をささげられた方々のご冥福を祈る」と追悼。市仏教会の僧侶が読経する中、遺族らが焼香した。