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労災防止へシール配布 世界一安全な港に 労基署

話題 | 神奈川新聞 | 2016年9月24日(土) 12:12

横浜南労基署が港湾関係者に配布するヘルメット用シール
横浜南労基署が港湾関係者に配布するヘルメット用シール

 「横浜港を世界一安全な港に!」を合言葉に、横浜南労働基準監督署(酒井康之署長)は今月から、鶴見、横浜北の両労基署とともに横浜港での労働災害を防ぐキャンペーンを始めた。安全意識を高め、無事故を誇りに感じてもらうため、ヘルメット用シールを配布して啓発する。

 横浜市中区の本牧ふ頭で5月、コンテナ荷役機械の運転者が地上にいた作業員に気づかずにコンテナを降ろしたため、作業員が地面との間に挟まれて死亡した。同港での死亡災害は2011年10月にコンテナ船内での荷役中に作業員が転落した事故以来。

 同港での労災による死傷者数は、荷役作業に人手を要した在来貨物船が多かった1982年は553人だったが、コンテナ船が主流になったことで2012年には29人に大幅に減少。しかし、15年は39人と足踏み状態が続いている。

 労基署による監督指導や、港湾貨物運送事業労働災害防止協会横浜支部と合同安全パトロールを強化し「Safe Port YOKOHAMA」と書かれたシールを配布する。

 横浜南労基署の関川晃第三方面主任監督官は「港湾荷役作業に関わる全ての関係者に安全意識を高めてもらいたい」と話した。

 
 

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