
振り込め詐欺被害を防ごうと、相模原市南区と座間市の企業や団体、自治会が協力して詐欺の手口を紹介するはがき約9千枚を作成し、8日に各地域での配達が始まった。
使用するはがきは、郵便局のくじ付き暑中見舞い用はがき「かもめーる」。はがき裏面には、「あなたのカードが詐害に悪用されているので、新しいカードに交換させてほしい」などと電話がかかってくる詐欺の手口を紹介しており、相模原市南区や、座間市内の高齢者世帯などに配るという。
作成のため、地元企業や団体、自治会などの計14組織が協賛。くじが付いているため、9月の当せん番号発表まで手元に置いてもらえるメリットがある。かもめーるを使った注意喚起の取り組みは8年目となる。
同日には、配達出発式が座間市相模が丘の座間郵便局で開かれ、座間郵便局の森田幸一局長と相模原古淵郵便局の細谷勝利局長が「被害が一件でも減ることを願っている」とあいさつ。相模原南署の片山真署長は「皆さんと連携して詐欺を撲滅したい」と述べた。