海老名市消防本部は10日、市内の消防団と遠距離送水の合同訓練を同市社家の相模川河川敷で初めて実施、14分団73人の団員らが作業手順を確認した。
合同訓練は毎年、消防署と地域の消防団との連携強化を目的に実施している。今回は、昨年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災で教訓の一つになった消火用水の確保をテーマに取り上げ、対応策を検討したという。
延焼拡大に伴う消火用水の不足や、地震による倒壊建物で消火栓が使用不能に陥った状況を想定。参加したポンプ車8台が無線の指示に従ってホースを順次連結し、市境を流れる相模川から取水して約1キロ離れた現場に送水した。