世界自殺予防デー(10日)と自殺予防週間(10~16日)にちなみ、JR橋本駅北口周辺(相模原市緑区)で11日、自殺対策周知を目指した街頭キャンペーンが行われた。
古賀浩史副市長、沼倉孝太市議会議長、米山定克副議長をはじめ、市職員、市自殺対策会議のメンバーら14団体・約50人が参加。サッカーJ3・SC相模原をはじめ各ホームタウンチームの選手たちも協力した。
参加者を前に、古賀副市長は2016年の市内の自殺者について「100人を切ったのは多くの皆さんの取り組みの成果だが、まだ92人もいる。総合的に対策を講じ、生きることへの支援につなげたい」と強調。沼倉議長も「救える命は必ずあると、強い思いで呼び掛けてほしい」と話した。参加者たちは健康問題、家庭問題、経済・生活問題などさまざまな悩みの相談を呼び掛ける啓発グッズ約2千部を駅利用者に配布した。