
普段立ち入ることができない横浜港の港湾施設を訪れる「小学生のための港内見学会」が26日、横浜港・出田町ふ頭(横浜市神奈川区)で開かれ、夏休みを迎えた親子連れら約100人が船や港について学んだ。
バナナやパイナップルなどの輸入拠点となっていることから「青果ふ頭」とも呼ばれている。フィリピンなどから専用の貨物船で輸入されたばかりのバナナは、害虫が日本に入るのを防ぐため、緑色をした未熟な状態。その後、むろと呼ばれる特別な倉庫でエチレンガスを使って3日間かけて熟成させ、黄色になってから店頭に並ぶことを学んだ。
参加した児童(7)は「大好きなバナナが横浜港に運ばれてくることを知って、びっくりした」と話していた。
みなと祭行事港湾実行委員会の主催。見学会は30日も開かれ、事前に申し込んだ親子らが日産自動車の完成車や部品の輸出拠点である本牧専用埠頭(ふとう)(同市中区)を見学する。