川崎で芸を磨いてきた芸人仲間4人が8月3日、「平和な八月を楽しむ会」と題したユニークな合同ライブを東海道かわさき宿交流館(川崎市川崎区)で開催する。広島、長崎の原爆忌、終戦記念日がある8月だが、戦後から続く平和な8月を今後も継続させていこうとの思いをライブのタイトルに込めた。
ライブを企画したのは、腹話術師の城谷護さん、中原区で「むさし寄席」を主宰する寝床家道楽さん、バイオリン演歌の楽四季一生さん、俳優の野口英さんの4人。
城谷さんは長崎の兵器工場で働いていた兄を原爆で亡くした。学童疎開していた寝床家さんは東京大空襲で家族全員を亡くした。ライブではそれぞれの芸を通じ、こうした体験に触れる予定だ。
城谷さんは「戦争の悲惨さ、暗く堅い話だけではなく、笑いももちろん届けたい。平和な8月だからこそ楽しんで生きていられると感じてほしい」と話す。
午後2時開演。前売り千円。当日1300円。高校生以下、障害者は500円。問い合わせは、城谷さん電話044(544)3737。