認知症の人や家族、支援者らがたすきを少しずつつないで三浦半島をリレーするイベント「RUN伴(とも)+(プラス)三浦半島」が9、10、18日の3日間行われる。認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指し、4市1町の約60キロを駆け抜ける。主催者は一緒に走るランナーや拠点で応援してくれる市民などを募集している。
「RUN伴」は北海道から沖縄まで日本全国をたすきリレー方式でつなぐイベントで、2011年に始まった。ルートになっていない地域は賛同者が「RUN伴+」として独自に実施。三浦半島では介護職員や病院関係者ら有志が実行委員会を立ち上げて昨年初開催し、約130人が2日間で約30キロを走りきった。
スタートは3日とも午前8時45分で、初日の9日は逗子市役所をスタート。正午ごろに横須賀市役所を通り、午後5時ごろに三浦市役所に到着する。
10日は三浦市社会福祉協議会(南下浦町菊名)から西海岸を通り、立石公園(横須賀市秋谷)や葉山町役場を抜け、午後3時半ごろに逗子市役所へ戻る。
18日は同市役所から鎌倉市へ向かい、全国縦断の「RUN伴」の本線にたすきをつなぐ。各区間の走行距離は1・3キロほどという。
「町中を走ることで認知症への関心を高めたい」と話すのは実行委員の玉井秀直さん。「どこから参加してもらっても構わないし、走る距離も自由。オレンジ色の服を着て参加してもらえれば」と呼び掛けている。
雨天決行。事前の申し込みが望ましいが、当日の参加も可能。参加方法などの問い合わせは、服部誠さん電話080(5095)5763。