厚木伝統の味「とん漬」アイデア料理コンテストが2日、厚木市中町3丁目の厚木ガスショールームで開かれた。同市商店会連合会の主催で昨年に続いて2回目。
とん漬の消費は贈答用が中心。コンテストは一般家庭や若者にも消費を広げようと、気軽に楽しめる料理を募集した。今回、10点の応募作品から1次審査を通過した6人が参加した。
会場では、香ばしいとん漬を焼く香りが漂う中、お好み焼き風やホットドッグ、スパゲティ、ピザなどにアレンジした創作料理が次々と完成。創造性や料理のしやすさなど5項目で審査した。
金賞に輝いたのは、小田原市栢山の会社員菅原裕さん(38)の「とん漬ゴーヤライス」。菅原さんは「勤務する厚木市内でとん漬を食べておいしかったので応募した。夏バテ対策にゴーヤーを使い、地元小田原の梅干しをアクセントに入れた」と笑顔で説明した。
斉藤裕・同連合会長は「料理コンテストは今回で終了。今後は、2年間で集まった約20件のレシピを提供できる飲食店を市内で増やせるよう働き掛けたい」と話した。