開港期に横浜で盛んに作られた焼き物「横浜焼」の心意気を、今に受け継ごうと創作活動を続ける増田博一さん(48)の「うつわ展」が9月1日、増田アーツ&クラフツ(横浜市磯子区)で始まる。4日まで。
増田さんは、同市中区元町に店舗を構えていたが2年前に閉店。活動を再始動し、同展を開催することになった。開港期の横浜をほうふつさせる黒船をモチーフにした皿や、野菜を描いた器など、自作の磁器約120点を展示・販売している。「手描きの上絵付け」という手法で、明るく、伸び伸びとした作風が印象的だ。
増田さんは「器を作るだけでなく、今後は人が集えるイベントなども開催し、横浜ならではの生活様式を発信していきたい」と話している。
会場はJR新杉田駅下車徒歩約10分。正午~午後6時。問い合わせは、増田アーツ&クラフツ電話045(342)7766。