
横浜市中区の市立小学校3校の児童が21日、横浜港内を周航するレストラン船「ロイヤルウイング」で体験航海をしながら港や船について学んだ。
中区役所が主催する「なかくっ子クルーズ」と銘打つイベント。16回目を迎えた今年は元街小、北方小、本牧南小の3、4年生の計256人が参加した。
多くの児童は初めての航海とあって、横浜ベイブリッジを船がくぐると大きな歓声が上がった。操舵(そうだ)室を訪れ、船の舵(かじ)を切るための大きな舵輪や、見張りに立つ船長の仕事ぶりに関心を持った様子だった。
講師として招かれた横浜港振興協会・横浜港運協会の藤木幸夫会長は「横浜港は仕事の能率や信頼性が世界で1番だ」と紹介。「大事なのは、このミナトをつくってくれた先祖に感謝すること。みんなで『ありがとう』と言ってみよう」と呼び掛けていた。