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旧家の蔵、価値を再発見 子どもたちが活用を考える

話題 | 神奈川新聞 | 2019年6月24日(月) 05:00

ペーパークラフトの蔵を作る子どもたち=藤沢市
ペーパークラフトの蔵を作る子どもたち=藤沢市

 街中に残る旧家の蔵の保存や活用の在り方を考える子ども向けイベントが23日、藤沢市内で行われた。湘南藤沢文化ネットワークと市の主催。児童14人が蔵を巡り、地域のシンボルとしての歴史的建造物の価値を再発見した。

 児童は、1931(昭和6)年ごろに建てられた米穀店の建物を活用し、アート作品などを発信している「蔵まえギャラリー」(同市藤沢)を出発。江戸時代から茶、紙問屋を営んだ「桔梗屋」(同)、「旧稲元呉服店」(同市本町)を歩いて回った。

 ベーカリーに生まれ変わった国登録有形文化財「関次商店の穀物蔵」(同)では、昼食用に作りたてのパンも購入。出発したギャラリーに戻り、後世に残すための蔵の再活用方法をペーパークラフトで具現化した。

 子どもたちが作った蔵で人気だったのはパン店。文具店や和菓子店を想定したものもあった。最後に店の看板を立てて、完成させた。

 ネットワークの佐野晴美さんは「子どもを通じ、家族や地域の人々ら多世代に歴史的建造物の大切さが波及してほしい」と話した。

 
 

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