
長岡こども園(横須賀市長沢)で17日、ブリの解体ショーが行われた。子どもたちに食の大切さを教えるのが狙いで、3~6歳の園児らが3枚におろされるのを目の前で見学、その後、切り身の唐揚げも味わった。
園児は事前に図鑑でブリの部位などを勉強し、この日に臨んだ。
同園に魚を納入している日本料理店の代表(82)が、約3、4キロの2匹を持って登場。園児は「大きい」「目がかわいい」と大はしゃぎした後、代表が出刃包丁で切り身にしていく様子を真剣な表情で見つめていた。
ブリの切り身は片栗粉を付けて揚げ、トマトソースをかけて、給食で振る舞われた。園児らはおいしそうに頬張った。
代表は「魚のさばき方を知ることで、食の大切さを知ってくれたら」と期待。同園の園長は「さまざまな体験を通じて、子どもの可能性を広げていきたい」と話した。