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【バスストップ】神奈中・津03系統(5)長津田厚生総合病院前 恩田川で野鳥を観察
話題 | 神奈川新聞 | 2019年6月14日(金) 16:37
バス停から徒歩数分の恩田川(おんだがわ)は、東京の町田市と横浜の青葉・緑区の間を流れる鶴見川の支流(12・4キロ)で、四季折々の野鳥が観察できる。今回は川に飛来する野鳥を撮影(さつえい)し、ホームページ「みどりの鳥」に載(の)せている緑区在住の山口良介(りょうすけ)さん(49)=IT(情報技術)関連企業(きぎょう)社長=に同行してもらった。「今の時期は、カルガモ親子に出合える可能性もあります」
山口さんは、2011年の東日本大震災(しんさい)を機に自分の住む地域を知ろうと、恩田川沿いでジョギングを始めた。やがて鳥の多さに気付き、望遠ズーム付きのデジカメと双眼(そうがん)鏡(きょう)を持って撮影に出るように。「みどりの鳥」は13年春に開設し、市北部の野鳥情報を発信する。記者は鳥の見つけ方を「鳴き声に耳を傾(かたむ)け、聞こえる方向に目をやること」と教わり、ハクセキレイやオオヨシキリ、イワツバメなどを確認できた。
恩田川は水田や畑が隣接(りんせつ)し、餌(えさ)になる生き物が豊富で野鳥も多く飛来するよう。ツバメが巣の材料にと、水田の泥(どろ)を口に含(ふく)む姿にも感動した。人気のカワセミもおり、朝や夕に超(ちょう)望遠レンズを三脚に据(す)え付けて構えるカメラマンがいれば、レンズの向く先に見つかるかも。
今や、まちづくりNPO法人の代表理事も務める山口さん。「野鳥を通じて地域を再発見するイベントを開きたい」と目を輝かせていた。
(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2019年6月13日掲載】