小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還した日を記念して制定された「はやぶさの日」の13日、相模原市立の小中学校で宇宙をイメージした「はやぶさ給食」が提供された。市役所の市長室では、本村賢太郎市長が若手職員と一緒に食卓を囲み、はやぶさ給食を食べるランチミーティングが開かれた。
給食は、星形コロッケ付きのカレーライスがメインで、「はやぶさ2」がパッケージに描かれた「はやぶさゼリー」など。中学生にはさらにアスパラとコーンのソテーなどが付く。
市長室には中学生向けの給食が用意され、本村市長は学校保健課で給食を担当している20、30代の職員5人と意見を交わしながら味わった。職員は日々の業務を説明し、「カロリーと栄養のバランスを考えて献立を作っています」などと話した。
また市役所本庁舎の食堂では、はやぶさ給食が限定100食販売された。
同市内には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパスがあり、はやぶさと最後まで交信した管制室を備える。はやぶさ給食は「諦めない心」「努力する心」の大切さを伝えようと毎年提供されている。