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湯本~強羅開通100年
箱根登山鉄道の軌跡(6) 業績に大きく貢献

話題 | 神奈川新聞 | 2019年6月14日(金) 19:00

直通運転開始(1935年)

 「小田原からわずか50分、乗り換えなしで登山」。1935(昭和10)年10月1日、箱根登山鉄道(小田原市)の悲願だった、小田原-強羅間を50分で結ぶ直通運転が始まった。当時の新聞は大見出しで「乗客の便、箱根の利益は甚大なものがある」と高く評価。初日は小田原駅から2両編成の電車が発車するたびに花火が打ち上げられ、お祝いムードに包まれた。

遊覧バスが集結


お祝いの飾り付けを施された直通電車=箱根登山線小田原駅ホーム(箱根登山鉄道提供)
お祝いの飾り付けを施された直通電車=箱根登山線小田原駅ホーム(箱根登山鉄道提供)

 直通運転が実現する前の箱根には、休日になると観光用の遊覧バスが押し寄せたという。要因の一つが電車連絡の不便さだった。

 例えば、省線(現JR線)小田原駅で降りた利用者が強羅に向かう場合、まず2分ほど歩いて駅外の箱根登山鉄道軌道線(路面電車)の小田原幸町駅で箱根湯本行き電車に乗る。およそ27分で湯本駅に到着して登山電車に乗り換え、強羅へ向かう。乗り換えの待ち時間を含めなくても、小田原からだと1時間10分かかった。

 
 

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