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湯本~強羅開通100年
箱根登山鉄道の軌跡(5) 存続の危機脱する

話題 | 神奈川新聞 | 2019年6月14日(金) 19:00

新会社誕生(1928年)

 大正時代後半、小田原電気鉄道(現箱根登山鉄道)は創立以来最大の危機を迎えた。1923(大正12)年2月には本社社屋(小田原市)が炎上。同年9月の関東大震災と脱線転覆事故(26年)を加えた被害総額は300万円近くに達した。東京-小田原間の運賃が1円32銭の時代だ。

7カ月で姿消す


短命だった日本電力小田原営業所時代、真新しい10号電車の前で記念撮影する関係者 =1928年2月、箱根湯本駅(箱根登山鉄道提供)
短命だった日本電力小田原営業所時代、真新しい10号電車の前で記念撮影する関係者 =1928年2月、箱根湯本駅(箱根登山鉄道提供)

 資金調達に奔走していた時、ある会社が同社の吸収合併を申し入れてきた。当時の五大電力会社の一つ、日本電力である。

 日本電力は大阪に本社を置き、その頃、関東進出の機会をうかがっていた。合併に向けて思惑が一致した両社の交渉はスムーズに進んだ。

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