
横浜・みなとみらい21(MM21)地区の帰宅困難者支援ガイドが2019年版に更新され、地元の駅や施設、観光案内所などで配布されている。9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)や来年の東京五輪・パラリンピックを見据え、英語版も新たに発行した。
MM21地区で街づくりの調整などを担う一般社団法人「横浜みなとみらい21」が日本語版、英語版を1万部ずつ作製。サイズはともにA2判で、A5判の大きさに折り畳まれている。
地区内のホテルや商業施設、事業所などの帰宅困難者一時滞在施設を地図上に示したほか、津波避難施設も明記。いざというときに逃げ込める場所を分かりやすく表示した。施設の立地や自動体外式除細動器(AED)の設置場所などについて最新の状況を反映させている。
「むやみに移動を開始しない」ことを基本として説明しつつ、家族との連絡や情報収集の方法、一時滞在時の体調管理や応急手当てのポイントのほか、徒歩で帰宅する際に役立つ知識や注意点も盛り込んだ。
問い合わせは、同法人電話045(682)4404。