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急病の主役にささぐ創作演劇 幕末の浦賀が舞台、上演へ

話題 | 神奈川新聞 | 2019年6月10日(月) 05:00

本番に向け、稽古に励むメンバー=横須賀市本町の本町コミュニティセンター
本番に向け、稽古に励むメンバー=横須賀市本町の本町コミュニティセンター

 幕末の浦賀を舞台に創作した演劇が23日、横須賀市日の出町のヴェルクよこすかで上演される。3回目の企画だが、主催の市民劇団「浜の隠居の会ぷらす」によると、主人公役の男性の入院により、脚本を急きょ修正して本番に臨むことになった。舞台の成功が快方につながることを期待しながら、稽古に励んでいる。

 演目は「『浜の八兵衛人情暦』第3弾 久比里の森妖しの天狗(てんぐ)騒動・その1」。

 江戸から故郷の浦賀に戻た元岡っ引きの八兵衛を主人公に据え、2016年から披露してきた「浜の八兵衛」シリーズの続編だが、八兵衛は今回登場しない。これまで演じてきた新谷健さん(63)=同市鴨居=が5月末に急病で入院したためだ。

 本格的な稽古を重ね、本番まで1カ月を切った状況での「立役者」の不在に、公演の中止も一時は検討。しかし、「楽しみにしてくれているお客さんだけでなく、新谷さんのためにもなる」と思い直し、台本を加筆、修正した。

 父を殺された過去がある三味線流しの女、その敵である盗賊の首領などが登場し、恋愛や敵討ちを描いた作品となった。黒船来航の余波で混乱する浦賀で因縁渦巻く人間模様を取り上げ、笑いあり、涙ありの人情劇に仕立てた。昭和の人気歌謡曲や踊りも披露される。出演者は仕事を終えた夜に週3回、稽古に励んでいる。

 「浜の隠居の会ぷらす」は、全国の農村で行われた「村芝居」を浦賀の地に再現しようと、俳優の洞英治さん(74)=横浜市港北区=らが横須賀市内の有志と16年に立ち上げた。当初は「浜の隠居の会」として活動していたが、新たなメンバーを加え改名した。

 「主役の不在は厳しいが、新谷さんのためにも頑張りたい」と演出も務める洞さん。「浦賀の住民とともに、地元の神社で公演することを目標に取り組んでいきたい」と話している。

 午後4時開演。入場料は500円。

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