横浜市の花「バラ」とカモメをあしらったデザインのアロハシャツやチャイナシャツが登場し、ハマっ子たちの関心を呼んでいる。関内のバーでは、常連客がそろいのシャツを着て夜を楽しむ姿も。“仕掛け人”のベンチャー企業経営者は「横浜発のカルチャーに再び脚光を」と意気込んでいる。
ヨコハマアロハシャツ、チャイナシャツを企画したのは、昨年7月に開業したばかりのヨコハマ・シャッフル合同会社(同市中区)。代表の坂尾勝利さん(52)は、粋な“大人”のムードにあふれたヨコハマらしさをテーマに、シャツの企画やバーの経営を手掛ける。
「大人のハマっ子たちが普段から自然に着こなせるデザインのシャツが以前から欲しかった」と坂尾さん。旧友のデザイナーと5年越しで語り合い、起業をきっかけに横浜の象徴であるバラとカモメを組み合わせて完成。6月2日の横浜開港祭に出展したのを皮切りに販売を始めた。
坂尾さんは、アナログレコードバー「Showers Yokohama(シャワーズ・ヨコハマ)」を中区相生町1丁目で経営している。8月4日夜、常連客ら約20人がアロハやチャイナシャツ姿で初めて集まり、ヨコハマにちなんだ曲や似合う曲で盛り上がった。
「ビーチはないがアロハシャツが似合う街って、いいじゃん」と話す同社執行役の手嶋信道さん(50)は「今後は浴衣やスカジャンを展開したい」と夢を語る。アロハシャツ(半袖)は6480円。公式サイト(http://yokohama231.com/)で販売している。