夏休み中の子どもたちに科学やものづくりの楽しさを体験してもらおうと「かわさきサイエンスチャレンジ」(同運営委員会主催)が5、6の両日、川崎市高津区のかながわサイエンスパーク(KSP)で開かれ、小中学生ら約5千人が参加した。
市内を中心に16の企業・団体が、電気や磁石を使ったワークショップ、3Dプリンター体験など30企画を用意。懐中電灯とソーラーパネルなどを使い、糸の代わりに光と電気を使った「光糸電話」を体験するNTT東日本川崎支店のコーナーでは、子どもたちは自分の声が光の音声信号に変わる様子を実感していた。
日本理化学工業(高津区)のボディーペイントコーナーで顔にひげを描くなどしていた中原区の市立小1年の児童(6)は「猫が好きなので猫になるように描いた。とても楽しい」と話し、父親と次のワークショップを探していた。