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野毛山の「謝肉祭」響け クラシック曲お披露目へ

話題 | 神奈川新聞 | 2017年8月7日(月) 02:00

「親子で演奏を楽しんでほしい」と話す三又さん(左)と木村さん =横浜みなとみらいホール
「親子で演奏を楽しんでほしい」と話す三又さん(左)と木村さん =横浜みなとみらいホール

 野毛山動物園の動物たちを題材に作曲したクラシック曲が13日、横浜みなとみらいホール(横浜市西区)で初披露される。フランスの作曲家サンサーンスの名曲「動物の謝肉祭」にインスピレーションを得て、同市出身の作曲家・木村裕さん(32)が完成させた。さて、野毛山の動物たちはどんな音色を奏でるのか-。

 コンサートを主催するのは、親子向けのクラシックコンサートを企画するNPO法人「ハマのJACK」(同市青葉区)。

 NHK交響楽団(N響)のバイオリン奏者・三又治彦さん(36)ら同市内に住む音楽家らが運営し、毎年、同ホールでコンサートを開催。中でも、さまざまな動物を楽器で表現する「動物の謝肉祭」は、子どもたちに人気の楽曲だ。

 「『動物の謝肉祭』があるのなら、『野毛山動物園の謝肉祭』を作って地元の子どもたちを喜ばせたい」

 三又さんは動物園側に企画を提案。園の快諾を受け、作曲は桐朋学園大の後輩で絵本を題材にクラシック曲を書いてきた木村さんに依頼した。

 同園には約100種類の動物たちがいる。木村さんは園に足を運び、動物を見て回った。さらに、キリンのうたた寝、ダチョウの求愛のダンス、子カメの誕生の様子など普段は見ることができない貴重な姿を同園が映像で提供。木村さんはそれらを基に約2週間かけ、計13曲を作曲した。

 登場するのはライオン、ダチョウ、フラミンゴなど計11種。「プロローグ」と「ファイナル」の間に、各動物に材を取った11曲が連なる。子どもたちが、「動物の謝肉祭」(計14曲)と聞き比べできるよう構成を近づける工夫も凝らした。

 優雅なフラミンゴはチェロとピアノでワルツ風に、一番人気のレッサーパンダは「おしゃれなイメージが浮かんだ」とジャズ風に。勇壮なライオンは打楽器でマーチを奏で、羽をばたつかせて求愛するダチョウはコントラバスの低音を響かせた。

 木村さんは「動物の動きから音を連想し、野毛山動物園の門をくぐった時のわくわくする気持ちを曲全体に込めました」と話す。

 コンサートでは、動物の映像に合わせて三又さんらN響のメンバーらが生演奏。曲の合間に、朗読で動物の特徴を紹介する。「動物の謝肉祭」も演奏し、野毛山との聴き比べが楽しめる。

 「子どもたちが動物園に行った時に音楽が浮かび上がるような、特別な体験につながる演奏会になれば」と木村さん。「いつか野毛山動物園で生演奏したいね」。三又さんと顔を見合わせ、2人で笑った。
              ◇
 「野毛山動物園の謝肉祭」は午前11時、午後2時開演。「動物の謝肉祭」は同1時開演。単独券(3歳~小学生)500円、中学生以上1200円。セット券(同)千円、同2千円。問い合わせは、同ホールチケットセンター電話045(682)2000。

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