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「開かずの踏切→地下通路」経緯が教科書に 向ケ丘遊園駅

話題 | 神奈川新聞 | 2019年5月19日(日) 20:00

小学校6年の社会科の教科書で紹介された向ケ丘遊園駅の地下通路
小学校6年の社会科の教科書で紹介された向ケ丘遊園駅の地下通路

 小田急線向ケ丘遊園駅(川崎市多摩区)の南北をつなぐ地下通路が、来年度から使われる小学6年の社会科の教科書に取り上げられた。近隣の“開かずの踏切”対策として、住民が行政を動かして開設に至った経緯があり、政治と生活の関係が伝わる好例として目に留まった。

 地下通路は2014年10月、同駅の下に造られた。もともと同駅西側には踏切があったが、通勤時間帯にはほとんど閉まった状態になることもあった。住民は01年に対策を求める請願を市議会に提出、趣旨採択された。

 駅南北の回遊性の向上と地域の活性化につながるとして、市も小田急電鉄と協力して開設に踏み切った。


向ケ丘遊園駅の連絡通路=川崎市多摩区(2014年撮影)
向ケ丘遊園駅の連絡通路=川崎市多摩区(2014年撮影)

 そんな経緯に着目したのが、教育出版(本社・東京)だった。20年度の新学習指導要領に合わせて作成する教科書に取り上げることを決定。同社の担当者は「政治が身近な生活にかかわることを学んでもらう、いい事例だった」と意図を説明した。

 同社は、小学校低学年の「生活」の教科書にも、市立柿生小学校の「地域のまちたんけん」の事例を採用。商店街の店舗や消防署を回る同校児童の活動を紹介した。

 
 

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