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初めての味「甘い」 横須賀の園児が「花祭り」に参加

話題 | 神奈川新聞 | 2019年5月13日(月) 13:36

初めて甘茶を味わった園児ら=本行寺
初めて甘茶を味わった園児ら=本行寺

 湘南長沢幼稚園(横須賀市グリーンハイツ)の園児が8日、本行寺(同市長沢1丁目)で開かれた、釈迦(しゃか)の誕生日を祝う「花祭り」に参加した。同寺が伝統行事を体験してもらおうと招待し、園児らは手作りの甘茶を味わった。

 同寺を訪れたのは、年長組の園児69人。品田宗孝住職(66)から、アマチャの新芽を塩もみし、棒状に巻いていった後、2日ほどかけて熟成させて煮出した甘茶を振る舞われた。園児らは「甘い」「苦い」「おいしいよ」など、それぞれ感想を口にしながら初めての味を楽しんだ。

 甘茶はこれまで、釈迦の誕生日とされる旧暦4月8日に近い5月8日に、主に檀家(だんか)向けに提供してきたが、今回は「甘味の少なかった時代の工夫や文化を今の子どもたちに知ってほしい」と品田住職が考え、園児を招いた。

 同園の浜中亮次園長(62)は「幼少期の体験を通じて歴史ある文化を知り、将来につないでいくことの大切さを感じてくれたら」と話した。

 
 

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