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沖縄文化に触れ、基地問題考えて 二宮町で交流イベント

話題 | 神奈川新聞 | 2019年5月13日(月) 05:00

沖縄伝統のエイサーの太鼓をたたく子どもたち=二宮町二宮のラディアン花の丘公園
沖縄伝統のエイサーの太鼓をたたく子どもたち=二宮町二宮のラディアン花の丘公園

 沖縄の文化に触れ、基地問題などを知るきっかけにしてもらうイベント「『海と山と空と』フェス~おきなわんナイト~」が11日、二宮町二宮のラディアン花の丘公園で開かれた。多くの屋台も並び、親子連れが週末の昼下がりに南国気分を味わった。

 今回4年目を迎えたイベントは、町民有志による実行委員会の主催。ステージで沖縄の歌や三線演奏などが披露されたほか、南足柄市在住のシンガー「L☆PLANET」の綱島麻実さんが子どもたちに絵本の読み聞かせをした。

 絵本は、沖縄の小学生が「沖縄全戦没者追悼式」で朗読した詩を基にした絵本「へいわってすてきだね」と、二宮町出身の画家二見利節の孫で絵本作家の正直さんの「もっとおおきなたいほうを」の2冊。「もっとおおきな-」はけんかする王様とキツネが互いに巨大な大砲を造り“軍拡競争”を繰り広げるストーリーで、綱島さんは絵本を通じて戦争のむなしさを訴えた。

 また薬物依存症などの回復施設「相模原ダルク」(相模原市中央区)で治療プログラムを受ける人らによる迫力あるエイサー演舞も。子どもたちも交じって一緒に太鼓をたたき笑顔を見せた。

 音響設備は2枚のソーラーパネルによる太陽光発電で賄うなど、環境への配慮も。実行委の小野寺裕美委員長は「二宮にも沖縄と同じ豊かな自然と海がある。身近なところから沖縄の現状に思いを寄せてほしい」と呼び掛けた。

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