
日本のアサガオの起源とされる品種「北京天壇」が横浜市中区の三渓園で公開されている。横浜朝顔会(山尾修平会長)が遺伝学者の木原均博士(1893~1986年)の娘から譲り受けた種子をもとに花を咲かせた。朝顔展は31日まで。
アサガオは日本原産ではなく、中国から渡来したと考えられている。北京天壇は木原氏が北京郊外の天壇公園で採取。最近の遺伝子解析の結果、日本古来の品種に最も近いとされている。
花は青く、五つの弁の丸咲きで、直径は5センチ程度。数点を展示した。同会の中嶋克己理事(80)は「花がしおれるのが非常に早く、開園時間の早い週末が見ごろ」と話す。
そのほか、約50点が来場者の目を楽しませている。青やピンク、紫色など、色とりどりの花が会場を埋め、直径20センチ以上の大輪を咲かせた鉢も並ぶ。
会期中の開園時間は、午前9時~午後5時(29、30日は午前6時開園)。入園料大人700円、小中学生200円。問い合わせは、同園電話045(621)0634。