夏休み中の子どもたちが動物のものまね体験をする企画が26日、横浜市内で行われた。未就学児から中学生までの親子11人が参加。野毛山動物園(西区)で動物を観察した後、横浜にぎわい座(中区)へ移動。ものまね芸でおなじみの江戸家小猫さんから、動物の特徴について楽しくアドバイスを受けた。
子どもたちに寄席文化を身近に感じてもらおうと、にぎわい座が初めて企画した。同動物園ではスタッフの案内の下、ダチョウやフラミンゴなど12種類の動物を、鳴き声に着目しながら観察。にぎわい座では小猫さんがイヌやネコ、ホトトギス、コアラなどさまざまな動物の鳴きまねを披露。裏声を出したり、指を使ったりして繰り出す本物そっくりの鳴き声に、参加者は興味津々の様子だった。
小猫さんはスライドを使い、あくびをするラクダや首を振るペンギン、シマウマのしっぽといった、普段見る機会の少ない動物の表情や特徴も紹介。「動物たちをよく観察し、面白い動きを見つけたら飼育員さんに聞いてみて。その内容をまとめたら面白い自由研究になるかも」と話した。
最後に、小猫さんの助言を受けながら、全員でシロテテナガザルの鳴き声に挑戦。母親と参加した港北区の中学1年男子(13)は「いろいろな鳴き声を教えてもらってとても楽しかった。友達に自慢したい」と笑顔で話していた。