昔懐かしい遊びに触れる「こどもまつり」が3日、川崎市立日本民家園(同市多摩区)で始まった。5日の「こどもの日」にちなんだ催しで、和太鼓の演奏や蓑(みの)や笠(かさ)の着用体験など、青空の下、多くの家族連れらが連休の一日を楽しんだ。
国指定重要文化財で、長野県から移築された古民家「旧佐々木家」では和太鼓の体験が行われた。当初は慣れない手つきでばちを握っていた子どもたちも、スタッフの指導を受けながら次第に熱中。おはやしの音色に合わせて力強い音を響かせた。
横浜市旭区から訪れた佐藤凜ちゃん(5)は初めての和太鼓演奏に満足げ。「ドンドンと音が鳴って楽しかった」と笑みを浮かべていた。
このほか、ボランティアが用意した民具の体験コーナーでは、わらで作られた輪投げで遊んだり、蓑を身につけて記念撮影したりする姿も見られた。
まつりは6日までで、5日は竹馬体験や竹工作のワークショップ、6日はベーゴマ大会や草バッタ作りなどのイベントが行われる。問い合わせは、同民家園電話044(922)2181。