京急日ノ出町駅(横浜市中区)周辺で活動するご当地バンド「日ノ出サンデーズ」が結成5周年を迎え、初のシングルCDを発売した。動物の着ぐるみ姿で昭和歌謡曲を歌い上げる独自のスタイルを貫き、市内で催される多くのイベントに出演を果たすなど活躍の場を広げている。
メンバーはプロのミュージシャンの3人。「黒猫ルック」(伊吹留香さん)はボーカル兼ギター、「ウサギのエリー」(塩野えりささん)はバイオリン、「さるのキヨピー」(清川ワタルさん)はドラムスを担当し、普段の音楽活動はアーティスト名で演奏する。
2013年12月、野毛山動物園に程近い日ノ出町駅前で初めて路上ライブを開催。地元の人たちや盛り場に出入りする人たちから歓迎され、14年3月に「着ぐるみ懐メロ音楽隊」としてバンドを結成。当初は日曜のみだったが、メンバーを入れ替えながらライブ活動を続けてきた。動物の着ぐるみは「防寒着の代わりに寒さをしのいだ」のが定着したのだという。