
川崎市は25日、川崎区富士見の市体育館跡地に建設し、10月に開館する「スポーツ・文化総合センター」の愛称を「カルッツかわさき」に決めたと発表した。
市立川崎高校付属中学校1年の生徒が「カルチャー(文化)」と「スポーツ」を合わせた言葉「カルーツ」を「より訪れることが楽しみになるように、心弾む軽やかな響きにした」として考案。市が今年公募した928点の中から4点を選考委員会が選び、市民によるウェブ投票を実施。304人が投票し、最多の125票を得て決まった。
生徒は「最優秀作品に選ばれてうれしい。スポーツと文化の両面から親しまれる施設になってほしい」とコメント。10月1日の開館記念式典で表彰される。
6月末に完成した同センターは地下1階、地上4階建てで、延べ床面積約2万5千平方メートル。オペラやバレエ公演にも対応する。2013席と市内最大の客席数を誇るホールなどが入る文化施設と、1544席の観覧席がある大体育室などのスポーツ施設からなる。