地引き網体験などを通して、川崎の海の環境を考える恒例の「夏休み海洋環境教室」(川崎港振興協会主催)が24日、東扇島東公園(川崎市川崎区)の人工海浜「かわさきの浜」で開かれ、小学生と家族ら約60人が参加した。
波打ち際に集まった子どもたちは、全員で力を合わせて地引き網(長さ約15メートル)を引き、メジナやヒイラギ、イシモチ、スズキ、クロダイ、マハゼ、ワタリガニなど魚やカニを約50匹捕獲した。
外来魚などを一時的に保管する「おさかなポスト」(同市多摩区)創設者の山崎充哲さん(58)が講師役で、魚の名前や特色などを説明。海の環境保全についての紙芝居や、生き物採取体験も行われ、子どもたちは夢中になって生き物を探していた。
同市川崎区の市立川中島小2年の児童(7)と母(47)は「川崎にもこうした豊かな海があることを知った。貴重な環境を守っていかなければ」と話していた。