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情報の価値は不変 横浜の魅力学ぶ「横浜学」公開講座

話題 | 神奈川新聞 | 2019年4月22日(月) 05:00

「横浜と新聞・雑誌」をテーマに開かれた公開講座=横浜市中区
「横浜と新聞・雑誌」をテーマに開かれた公開講座=横浜市中区

 横浜の魅力を多様な視点から学ぶ公開講座「横浜学」が21日、横浜市中区のKGU関内メディアセンターで開かれた。今回は「横浜と新聞・雑誌」がテーマで、約70人が参加。パネリストを務めた専門家やメディア関係者は発行部数の減少など苦境にあえぐ紙メディアの現状を踏まえ、「媒体は変わっても、発信する情報の価値は変わらない。今後はさらに価値の高いコンテンツが求められる」と強調した。

 奥武則・元法政大学教授は、日本初の日本語の日刊新聞が生まれるなど横浜が新聞発祥の地となった理由として、「日本で最も情報が集積していたのが横浜。公共的な関心が新聞を生み出した」と説明。横浜で刊行される新聞・雑誌に求められているのは「単に起こったことを速報するのではなく、その意味や背景を分析する記事」と強調した。

 エリア情報誌「横浜ウォーカー」の山本篤史編集長は横浜市や崎陽軒との共同事業を紹介。雑誌発行以外にメディアとして関わる領域は増えているといい、「紙媒体にとらわれずさまざま形で情報を発信し、横浜の魅力づくりに貢献したい」と話した。

 神奈川新聞社の佐藤奇平経営企画部長は「デジタル化で誰でも発信できる時代になったからこそ、正確かつ問題を掘り下げたコンテンツを発信していくことが重要」と述べた。

 「横浜学」は関東学院大学と「横浜ウォーカー」が共同企画する公開講座で、今回で36回目。

 
 

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