子どもたちがウインドサーフィンを体験する講座が21日、葉山町堀内の森戸海岸で開かれた。すぐにこつを覚えた子どもたちは、風を思い切り受けて進む気持ち良さを感じていた。
2020年東京五輪セーリング競技の江の島開催に向け、競技を知ってもらおうと、町教育委員会などが主催。町内のウインドサーフィンクラブ主宰者(49)が中心になり、元五輪代表やプロ選手、世界選手権の出場経験もある山梨崇仁町長ら豪華な講師陣が小学5~6年26人にレクチャーした。
ほとんどが初体験だが、始めてすぐにボード上で立てる子が続出。慣れないながらもセールを操ってバランスを取り、風に乗って滑らかに進んだ。男児(11)は「すーっと進んで楽しかった。競技を続けてみたいし、五輪も見に行きたい」と笑顔を見せた。
町内で英国チームが事前キャンプを行うことも決まっている。クラブ主宰者は「セーリングが注目されるチャンス。裾野を広げたい」と期待を寄せていた。