米客船大手プリンセス・クルーズの大型客船「サン・プリンセス」(7万7441トン)が10日、世界一周の船旅に横浜港を出港した。名古屋、神戸に寄港し、98日間かけて世界20カ国・地域の31都市を巡る。
JTB(東京都品川区)がチャーターしたもので、世界三大運河の二つ(スエズ運河・パナマ運河)を通り、クルーズ客に人気の高い地中海、カリブ海、アラスカを航行する。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)では市主催のセレモニーが開かれ、中野裕也港湾局長があいさつ。雨が降る中、市消防音楽隊の演奏や、消防艇の放水で華やかに見送った。7月16日に帰港する。
JTBは2020年東京五輪・パラリンピック期間中、同船を山下ふ頭(同区)に係留してホテルシップとして活用する。