中高年の筋肉の強化・維持を目指す教室が、横浜市中スポーツセンター(同市中区)で開かれている。60~80代の12人が参加し、筋力トレーニングの重要性や運動と栄養の組み合わせ方について理解を深めていく。
同教室は「筋活プロジェクト」と名付けられ、アメリカ乳製品輸出協会(東京都千代田区)が、管理栄養士・医学博士の本多京子さんと順天堂大学スポーツ健康科学研究科先任准教授の町田修一さんの協力を得て実施している。今年は、市体育協会と共同で12月まで月1回開催する。昨年は東京都渋谷区で行い、高齢者が階段の昇降が楽になるといった効果が見られた。
6月30日に開かれた第1回の教室では、本多さんと町田さんが、食事と運動を記録する「筋活ダイアリー」の使い方や、骨・関節・筋肉が衰えるロコモティブシンドロームについて講演。参加者はその後、牛乳を原料とする「ホエイたんぱく」を試食したり、スクワットや腹筋運動の効果的な方法を学んだりした。
町田さんは「普段よりも速く歩くなど、日常生活の運動も工夫できる。それを日誌につけ、健康的な生活を意識してほしい」と語った。
次回以降の参加については、同センター電話045(625)0300。