災害発生時にペットの命を守る手だてを学ぶセミナーが１７日、鎌倉市福祉センター（同市御成町）で開かれる。ボランティアで活動する県動物愛護推進員らでつくる「湘南犬猫協議会」の主催。
セミナーでは、建築士でもある推進員が家具や家電を固定するなどの備えを説明。県獣医師会の獣医師らが避難所で必要になるしつけ、飼い主とペットが一緒に難を逃れる「同行避難」の事前準備や心構えなどを伝える。
協議会の深谷美登里代表は、東日本大震災で被災した宮城県の女性から「家族は津波で流されてしまったが、共に助かったペットの犬に支えられた」との話を聞いた。深谷代表は「ペットは大切な家族の一員。命を守るためできることを伝えたい」と話している。
午後２～４時半。参加無料で、申し込み不要。問い合わせは深谷代表電話０８０（１０１０）４４２３。
