横須賀市立看護専門学校(同市上町)の13期生の卒業式が1日、同市深田台の市文化会館で行われた。20代~30代の37人が決意を新たに、現場へと巣立った。
式典には、在校生や保護者ら約200人が出席。大澤章俊校長が一人一人に卒業証書を手渡し、「一人の人として、職業人として、たゆまぬ研さんを重ね、地域住民の保健・医療・福祉の担い手として社会に貢献してほしい」と式辞を述べた。
卒業生を代表して合原望さん(25)は「実習時は自分の未熟さに無力を感じ、仕事の厳しさも知った。心が折れそうになったが、患者さんの『ありがとう』との言葉に何度も助けられた」などと3年間を回顧。「命の尊さを重んじ、患者さんに信頼される看護師になりたい」と力強く誓った。
市立専門学校は、市から委託された市医師会が運営。卒業生のほとんどは市内の医療機関で就労する。