華やかな衣装をまとったひな人形や色鮮やかなつるし飾りなど、ちりめん細工の作品展が、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル1階ロビーで開かれている。3月3日まで。
「布あそび-ちりめんに魅(み)せられて」と題して、横浜の文化を愛する会代表の宮川眞壽美さん(79)=横浜市中区=が趣味で作った作品の一部約30点を展示している。
ひな人形は木の土台に多彩な正絹を貼り付ける「木目込み」で制作。つり飾りは色とりどりのツバキをイメージ。珍しい黄色や、赤色や白色、宮川さんが七五三の時に着た着物というピンクの花が可憐(かれん)に咲いた。
絹や生糸は開港期横浜の主要輸出品だったことから、宮川さんは「ちりめん細工を通して、横浜の歴史や、日本文化の素晴らしさを再認識してほしい」と話している。入場無料。