1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 「谷戸」の魅力と可能性を探ろう 横須賀で「ヤト活講座」

「谷戸」の魅力と可能性を探ろう 横須賀で「ヤト活講座」

話題 | 神奈川新聞 | 2019年2月27日(水) 11:21

横須賀の航空写真を囲みながら、学芸員の話に耳を傾ける参加者ら =横須賀市自然・人文博物館
横須賀の航空写真を囲みながら、学芸員の話に耳を傾ける参加者ら =横須賀市自然・人文博物館

 丘陵地に入り組んだ谷に住宅が密集する横須賀市特有の「谷戸」の暮らしを学び、語り合う連続講座「ヤト活!講座」が、市内で始まった。交通の不便さから空き家が増えているが、参加者らが地域の魅力と可能性を一緒に探っていく。

 市教育委員会が主催し、運営ボランティアとともに企画。講座名には谷戸での生活や活動、活性化をひとくくりにした造語を冠した。

 3月15日までの全5回の講座では、グループワークのほか、逸見や汐入などの谷戸を歩くフィールドワークも予定。谷戸の空き家をオフィスや共同スペースに転用した運営者にも話を聞く。募集日の翌日には定員が埋まり、市民の関心の高さをうかがわせた。

 15日に市自然・人文博物館(同市深田台)で行われた初回は、学芸員が谷戸の自然と文化について説明した。

 女性学芸員は、館内にある縮尺6600分の1の横須賀の航空写真を示しながら「50万年前に海から三浦半島が隆起し、柔らかい層が浸食されて谷戸ができた。他の場所にもあるが、谷の奥までこれだけ多くの人が住むのが横須賀の特徴です」と紹介。

 男性学芸員は、幕末、明治時代から軍港都市として発展した横須賀市内に、軍人や家族、製鉄所などの工場就労者らが移り住み、わずかな平たん地で収まりきれなくなった住宅が谷の奥まで建てられたことを説明。「自動車生活を前提にしない職住接近の生活。谷戸から出るとすぐ職場があった」などと当時の生活を語った。20~80代の参加者28人はメモを取りながら耳を傾けていた。

 企画した運営ボランティアの1人、山岸雅人さん(56)=同市平成町=は「谷戸は静かで眺めも良く、横須賀らしい地域。ピンチをチャンスと考え、参加者の自由な発想で世界遺産ならぬ『世間遺産』を見つけ、谷戸の魅力を再発見したい」と話した。

講座に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング