
東海道川崎宿の逸話にちなんだ創作おむすびコンテストが今年も開かれることになり、28日までレシピの募集が行われている。書類審査、試食審査を経て選ばれた2作品は、4月7日に稲毛公園(川崎市川崎区)で開催される東海道川崎宿2023まつりで実際に販売され、最終的な勝者を決める。
コンテストは、川崎宿に泊まった8代将軍徳川吉宗の一行に、葵(あおい)の御紋に見立てた三角むすびを提供した言い伝えを基に企画。川崎宿ができて400周年となる2023年を盛り上げようと、同まつり実行委員会が毎年取り組み、5回目を迎えた。
昨年は38点のレシピが寄せられ、「かわさき餃子(ギョーザ)みそチーズおむすび」が優勝を飾った。かわさき名産品「かわさき餃子みそ」と角切りのベビーチーズをご飯に混ぜ、「川」の字をイメージしたのりで巻いた。
おむすびは三角形であることが必須条件。最大でも大人の拳程度(ごはん100グラム程度)のサイズとし、具材などは自由。川崎市外からの応募も可。
実行委事務局は「昨年の優勝作品も商品化されている。ぜひ、川崎の名物となるおむすびを考えてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは、区地域振興課電話044(201)3136。