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三浦に〝本の停留所〟 17日、バス車内で本を読もう

話題 | 神奈川新聞 | 2019年2月15日(金) 02:30

読書イベントを企画した、中尾さん(右)ら「うみとやまのこどもとしょかん」メンバーと、三浦観光バス常務の根岸さん(右から2人目)
読書イベントを企画した、中尾さん(右)ら「うみとやまのこどもとしょかん」メンバーと、三浦観光バス常務の根岸さん(右から2人目)

 約500冊の児童書や絵本を載せた移動図書館で選んだ本を、隣に停車したマイクロバス車内で読むことができるイベントが17日、京急線三浦海岸駅(三浦市南下浦町上宮田)近くで開かれる。本に触れる機会を子どもたちに提供しようと、移動図書館を試験運行する一般社団法人「うみとやまのこどもとしょかん」(葉山町下山口)と三浦観光バス(三浦市南下浦町上宮田)が初めて企画した。

 当日は、駅近くの同社駐車場に、移動図書館「うみやま号」と同社のマイクロバス2台が停車。2台は黙読するための「よむよむ号」と、音読したり話し合ったりできる「わいわい号」に利用方法を分ける。わいわい号では絵本の読み聞かせも行う。両者は「思い思いに本を楽しんでほしい」と期待する。

 法人は2017年4月に設立。「子どもが本を楽しめる場所をつくりたい」と、葉山町の認可外幼稚園の保護者を中心に、民家の一室で図書館を運営していた任意団体が法人格を取得した。昨年12月からは、キャンピングカーを改装した「うみやま号」を町内で試験的に運行している。うみやま号を三浦半島内でも巡回したいと考えた法人の、「子どもが声を出して本を読める場所を広めたい」との思いに同社が賛同し、イベントが実現した。

 両者は今後の目標に、市内などでの定期開催を挙げる。法人代表理事の中尾薫さん(54)は「三浦をはじめ、半島各地に本の“停留所”を設けたい」と意気込み、同社常務の根岸辰也さん(32)も「本を通じて子どもや保護者が集まれる場をつくっていきたい」と話している。

 イベントは午前10時から午後2時まで。入場無料。問い合わせは、同社電話046(888)3821。

 
 

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