日本発着クルーズを展開する英国船籍の「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)が14日、横浜寄港100回目を迎え、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)で記念セレモニーが催された。
運航する米客船大手プリンセス・クルーズは2013年から、横浜と神戸を母港に日本発着クルーズをスタート。同船は全長290メートル、幅37・5メートル。乗客定員2706人で、三菱重工業長崎造船所で建造された。
セレモニーで、ジェンナーロ・アルマ船長は「この美しい横浜港は私たちの古里であり、母港であることが私たちの誇りです」とあいさつ。市港湾局の伊東慎介局長が感謝の言葉を伝えるとともに、記念盾を交換し合って節目を祝った。
今年も数多くの横浜発着クルーズを実施することから、出港時は大さん橋の屋上から黄色いタオルを手にした市民らが見送ったほか、タグボートの歓送放水も披露され、横浜港は祝いムードに包まれた。