4月30日の天皇陛下退位を前に、横須賀市立中央、北、南の3図書館は、皇室に関する書籍や写真集を集めたコーナーを設けた。
「皇室を考える~天皇制や元号について」と題し、利用者が体系的な知識を得られるように展示。中央図書館(同市上町)では、カウンター横の書架に約70冊を集めた。
天皇制、皇室、元号、歴代の天皇、昭和天皇、皇室写真集の六つのカテゴリーに分け、閉架書庫にある図書も並べている。
専門的な内容が多いが、歴代天皇の評伝や皇后になられる雅子さまを取り上げた書籍、宮内庁の料理長が執筆した本など、比較的手に取りやすいものもある。
展示は2月27日まで。各図書館は期間中、皇室に関する雑誌・新聞記事の探し方や資料の調べ方をまとめた「パスファインダー」やブックリストも配布する。
中央図書館の担当者は「皇室に関するニュースはさらに増えていくと思うが、改元や儀式など、さまざまなことを理解する上でも気軽に活用してほしい」と話している。