2019年のラグビーワールドカップ(W杯)や20年の東京五輪・パラリンピックなどを見据え、高津署と中原署などは27日、川崎市高津区の東急トランセ高津営業所で、バスジャックを想定した訓練を行った。
訓練には両署員や県警捜査1課の特殊捜査隊、同社社員ら計約70人が参加。実際の路線バスを使用し、緊急事態発生後の通報体制や実行犯との交渉、突入の流れなど、各機関がそれぞれの役割を確認した。
高津署の署長は「4年前には横浜市内で包丁を持った男がバス内に立てこもる事案が発生している。いつ起こるか分からない事態に備えたい」、中原署の署長も「実際の現場で生かせるよう、今後も訓練を重ねていきたい」と話した。